●TON 2nd Exhibition 11/25土~11/30木●2階
アーティストTON、2回目となる個展です。大人になるにつれていつの間にか忘れてしまったこ
どもの自分。だけどきっとまだ心のどこかにいるはずの自分。スキなものを素直にスキと思える。
そんな気持ちを感じていただければと思います。http://www.atelier-children.com

1030*728
New Start あの星のうまれた日 ひとつの僕がおわった日 流れた涙の跡は 胸にしまって 夜明けの静寂の中には何もない 消えゆく夜の月も昇りくる朝の太陽も空に溶け 昨日までの 喜びも 悲しみも 楽しさも 怒りも 気がつけば 何もない ただ僕がここにいる以外 今からはじまる今日以外 何もない あの星のうまれた日 ひとつの僕がおわり ひとつの新しい僕がはじまった日 流れた涙を拭ったら いつもの笑顔で歩き出す いらないものは置いてゆこう 自分自身と この想いだけを持って 今からはじまる 今を 僕は歩き続ける
725*605
you
who are white 白い雪のように 高く高く舞い上がれ 迷わず まっすぐ星になれ
257*182
secret ねぇ、まだ言っちゃダメ? 秘密って 約束したけど いつまで守ればいいかな? 約束した 君のかわりに あの星と 約束しよう もう一度 君に会う日まで 誰にも言わないよ。 君と僕との約束 僕は一人で 笑っちゃう
594*841
times
wind かけぬけろ 時間より早く 時代より速く 時代の風を受け 時代の風を切り 時代の風になびき 時代の風となれ 冷たい風も受け止めて なまぬるい風も切り返し 自分の周りに 自分の風を起こせ かけぬけろ 自分を貫け
257*182
Happy
News 君に教えたいことがある もう君は知ってるかもしれないけど 君はきっと自分のことのように 嬉しそうに 何と言っただろう 何と言ってるのだろう 君の大好きだったあの人と 君を大切に思ってくれたあの人と 僕はそんな2人が大好きで もう感じることのない空気を 思い出している もし君にもう一度会えたら 教えたいことがある もう君は知ってるかもしれないけど 君の大好きだったあの人に 君を大切に思ってくれたあの人に 君から言ってほしい あの空気を求めて 僕はいつものようにひじをつく
728*1030
High
up in the sky 僕の手に残ったのは たった一枚の羽だった 何も戻らず 時も戻らず 想いも戻らなかった たった一枚の羽を 君は僕に残していった 何も語らない羽に 僕は語りかける 何も答えない羽に 答えは僕の手の中にある この羽は 僕を歩かせる この羽は 僕を歌わせる そして僕は この羽を 僕の翼の一枚として もっと高く 空を翔る
210*297
like a
cat 勝手 気ままで わがままで 君はまるで 猫のよう だけ 自由で 大胆で 温かく 気高く しなやかに強い いつまでも変わらず 大きな存在であるだろう君に いつまでも変わらず 猫のような君に いつか僕もなる 凛とした 猫のように 君のように・・・
410*318
Sound
of rain 雨が降る 大気の汚れも 大地の汚れも 洗い流すように 雨が降る 雨は全てを洗い流し ただ雨の音だけが響く 降り続く雨は 僕までも洗い流す 汚れた身体も 汚れた感情も 過去の僕も洗い流し 静寂だけが残る僕 雨が上がれば 太陽に透けるほど 真っ白の僕に ほら雨の音がきこえる
410*318
my
small space 僕の持つ 小さな宇宙が 新しい宇宙に触れて 新しい色になる 人と出会い 自分と違う宇宙に触れて また新しい色になる 前よりも澄んだ 前よりも深い 僕の色に 幼い頃に持っていた いつも描いていた あの色に いつか何にも混ざらない 僕の色に 僕だけの色に 僕のかばんには 僕がつまっている 小さな僕の 小さな宇宙
257*364
the
breath of life 忘れたくなくても 忘れてしまうことがある 忘れなくては できないことがある 僕らが生きているのは この社会 この現実だから でもきっと気付くことがある きっとまだ持ってる 空に向かって ふーっと息を吐く 濁った空気を吹きとばす 思い出した 僕の背中には翼がある 僕はまだ飛べるんだ
454*380
my fragment 今ここに流れた涙は くもりのない 僕のかけら 溢れだして頬を濡らした涙も 涙を隠して濡らした心も まっすぐな 僕のかけら いくつもの傷に 涙を流し いくつもの悲しみに 涙を流し それでも向き合いつづける 現実と自分 泣けばいい 流れた涙は 僕のかけらとなって 僕をつくるのだから 泣けばいい 前よりも少し強い 僕になれるから 泣けばいい 持ちきれないものは 涙と一緒に流れて 本当の自分だけが残るから 泣けばいい くもった自分を洗い流せば 新しい扉が見えてくるから 空を見上げて 僕は泣く























